留蛍(とまりほたる) - 小林ミドリ竹籠店 - ■サイズ:幅135 × 奥行135 × 高さ170mm(360) ■コード:長さ1800mm ■素材:天然竹(笹神村)、真鍮(ブラス) ■製法:手編み ■電球:E-17 クリアミニ電球付属 40W ■製造:日本製 新潟県阿賀野市 ■デザイナー:梅野 聡 / Satoshi Umeno (こちらの作品は材料の竹がなくなってしまったため、8月中旬以降の発送とさせて頂いております。
竹の採集、精製などを経て、今年の新鮮な竹でお送り致しますので、お待ち頂いているお客様には大変ご迷惑をお掛け致しますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
) 床やテーブルの周囲に、蛍のような光がじっと留まるテーブルライト。
小林ミドリさんのデザインした六ツ目編みはシャープでモダン、独特の開放感があり、 同じ幅になるよう正確に削いだ竹の線と線が、置いた場所を中心に鮮明な影の境界を作ります。
内側のソケットカバーはやや明るい色の真鍮製。
新鮮な初夏の竹の明るさと、美しく調和しています。
真鍮と竹、古来より経年変化の味わいが愛され続ける ふたつの素材が出会った、すてきな照明作品です。
新潟県阿賀野市今板地区(旧笹神村)は良質な竹に恵まれ、昔から竹籠作りが盛んだった地域。
生活用品だった竹籠を独創的なデザインで美しく仕上げる技が認められ日本民芸公募展最優秀賞、 新潟県知事賞、黄綬褒章など数々の受賞歴をもつ小林ミドリ竹籠店の工房は、今板温泉の近くにあります。
現在も長女の曽我美代子と次女の山本幸子が母である小林ミドリの技術を継承し竹籠を編み続けています。
小林ミドリ竹籠店は、これからも伝統的な技術と新しい発想から生まれる製品を作り続け、 伝統技術の継承と現代社会にマッチした新しいモノづくりを発信してまいります。
竹細工作家 小林ミドリ 大正3年 :12月10日、新潟県北蒲原群笹神村大字今板において生まれる。
大正13年:当時10歳の頃より父母(生粋の竹籠職人)の教えを受けて竹籠 作りを始める。
昭和47年:11月日本民芸公募展に初めて出品して最優秀賞を受賞する。
この頃から今板の竹籠は生活必需品から価値観が変わり、繊細で 美しい民芸品として次第に世の脚光を浴びるようになる。
昭和50年:11月産業振興の功績により笹神村長より表彰される。
昭和51年:11月日本民芸公募展にて二度目の最優秀賞を受賞する。
昭和53年:この年より昭和55年の3年間連続して日本民芸公募展の「最優秀 賞」を受賞する。
昭和57年:笹神村の五頭温泉郷ゆかりの竹久夢二がデザインした画からヒント を得て独創的な竹籠を作り上げる。
名付けて「夢二籠」である。
その後この「夢二籠」は大変なブームを呼び、生産が間に合わな いほど注文が殺到する。
同年 6月:五十有余年間竹細工の優れた技術を認められ社団法人日本民芸協団 理事長より表彰を受ける。
同年11月:卓越した技術者として「新潟県知事賞」を受賞する。
昭和59年:11月14日、日本総理府より永年の功績を認められ宮内庁において 「黄綬褒章」を受章し現在に至る。
ご確認頂きたいこととお願い ・掲載されている商品の仕様が予告なく変更することがございますので、予めご了承ください。
・すべてが手作業の品ですので、記載されているサイズとはわずかな誤差が生じる場合がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。
こちらの小林ミドリの作品群は現在、原料の「すず竹」の枯渇により製作に大変お時間がかかっております。
お求めの際は一報ご連絡くださいませ。
作り手さんと相談いたします。
よろしくお願いいたします。
留蛍(とまりほたる) ■サイズ:幅135 × 奥行135 × 高さ170mm ■素材:天然竹(笹神村)、真鍮 ■製法:手編み ■電球:E-17 クリアミニ電球付属 40W ■製造:新潟県阿賀野市 ■デザイナー:梅野 聡 / Satoshi Umeno 笹神村と呼ばれていた地域、今坂で採れる竹はとても明るい自然色。
うっすらと緑がかったところが爽やかな色合いを湛えていて、初夏の笹林のひっそりした青さが目に浮かびます。
ちょうどその時節、七月。
小林ミドリ竹籠店の皆さんは、総出で笹林へ向けて山道を登り、その年の雪解けのころ伸び始めたばかりの、若くて柔らかい竹だけを探し出し、選り分けながら集めます。
もし一週間でも収穫が遅れると、わずかに成長が行き過ぎて硬くなり、竹かごを編み上げるための材としては、もう使うことが出来なくなってしまうのだそうです。
そうして集めた一年目の柔らかく細い竹を、さらにナタで細く割り、水に漬け、薄く剥いでいって、丁寧に編み込んで出来上がるその竹かごは、軽く、しなやかで、子どもからその子ども、その子どもから孫へと、100年は使えるほど丈夫だといいます。
小林ミドリさんの独特な編み模様は、ぎゅうぎゅう詰めではないどころか、むしろびっくりするくらい開放的で抽象的。
メインモチーフになっている神秘的な幾何学模様は、まるでだまし絵のように重なり合った六芒星のようで、じっと見つめていると すこし不思議な気分になります。
夢二籠(ゆめじかご)では、そのメインモチーフは下に降りていくにつれ不鮮明な六角形、台形、正確なひし形と、緩やかにすぼむ側面に合わせて形を変えていき、白鳥籠(はくちょうかご)では麻糸を太く結い合わせたようなアクセントで途切れ、菖蒲籠(あやめかご)では下半分が緻密で、遮蔽的で…… …そしてひっくり返すと、どのカゴの底にもふたたびメインモチーフが現れます。
複雑な形状の足をした平成籠(へいせいかご)すらも、曲面を描きながらその独特なパターンを保っています。
カーブを描いた縁が特徴的な飾籠(かざりかご)は、まるで襟を合わせた浴衣の首もとのような可愛らしい姿をしています。
中に一輪挿しを入れて季節のお花をのぞかせても、蔦をからませても、キッチンの小物入れにしてもおしゃれな壁掛け式の竹かごです。
フロアライト留蛍(とまりほたる)と、ペンダントライト舞蛍(まいほたる)は、印象的な六角形の編み模様がきれいな光と影の境界をつくります。
天井から下がりながらかすかにゆれるたび、光の斑点が壁や天井に舞う、『舞蛍』。
場所からまた次の場所。
運ばれた先に留まってはそこで静かに光る、『留蛍』。
明るい朝にも編み模様の中に真鍮のソケットが透ける、消えている間も美しい明かりです。
緋連雀(ひれんじゃく)と孔雀(くじゃく)はかごの内側にカラフルなバッグを組み合わせた、和モダンでおしゃれな2WAYバッグ。
小林ミドリ竹籠店と、デザイナーの梅野聡さんとのコラボ商品です。
インナーバッグはポップな5色、牛革ベルトも落ち着きのある5色。
5×5で25色の組み合わせから選べるのも嬉しい所。
ちょっとランドセルに似ている丸い形がガーリーさを引き出すポイントになっています。
ベルトもバッグも簡単にかごから外れるようになっているので、出かけ先に合わせてショルダーバッグとしてもハンドバッグとしても使える便利な仕様。
インナーバッグは丸洗いできるコットンとナイロン製です。
真鍮製のボタンがそのままアクセントになって、かごのくっきりした六つ目模様にぴったりです。
カメラとお弁当を入れて植物園や公園に行くときはショルダーバッグ、美術館や博物館へ行くときにはハンドバッグ、なんておしゃれに使い分けるところを想像するとワクワクしちゃいます。
若い竹の爽やかな色合いのせいか、インナーバッグもベルトも艶消しなのに、全体にふわっとした透明感が広がるとっても素敵なバッグです。
竹かごという古風な響きのものを、こんなにモダンにデザインする小林ミドリさん。
実はかれこれ80年以上竹を編み続けてきたおばあちゃんです。
『夢二籠』はその名の通り、大正ロマン時代の詩人・画家である竹久夢二の絵から着想を得て、その編み模様が生まれたのだそうです。
——最小限の線の組み合わせから実現する、神秘的な図式。
『秋桜籠』や『夢わらべ』にも用いられている、黒い横のラインも最小限。
純粋な伝統工芸であるにも関わらず、シックなその構成はいま見ても現代的で、ちょっと数学的ですらあります。
10才の頃から受け継いだ笹神村の伝統である竹かご技術を、 ミドリさんは「作家」としての独自のイメージで次なる様式美へと発展させたのでした。
いま小林ミドリ竹篭店の竹かごは、小林ミドリさんの技術とその独創的な編み模様を受け継いだ、 長女の美代子さんと、次女の幸子さんが編んでいます。
古くは笹神村と呼ばれた地域に伝わる、100年使える伝統工芸品としての竹かご。
『蓮』、『菖蒲』、『白鳥』、『夢二籠』…… 小林ミドリさんが名に込めてイメージを織り込んだ、芸術作品としての竹かご。
子どもからその子ども、子どもからその孫へと100年を見守る、笹神村の竹かごです。
留蛍(とまりほたる) ■サイズ:幅135 × 奥行135 × 高さ170mm ■素材:天然竹(笹神村)、真鍮 ■製法:手編み ■電球:E-17 クリアミニ電球付属 40W ■製造:新潟県阿賀野市 ■デザイナー:梅野 聡 / Satoshi Umeno